バルセロナの矜持
ユベントスとバルセロナによるCL ラウンド8.2nd legがいよいよ明朝に迫って来た。
そこでどのような試合展開になるのか、直前予想をしたいと思う。
詳細は前の記事をご覧頂きたいが、1st legはユベントスによる3-0の完勝に終わった。バルセロナの根本的な問題はフォーメーション図の後ろ半分にあったのだが、そこが改善されるか否かで流れは変わってくる。
その点に関して、まずブスケッツの復帰は好要素であろう。更にイニエスタが16日のソシエダ戦で後半の後半にしか出場していない為、疲労の色が薄いこのコンビネーションには期待できる。
これがその16日のフォーメーションである。
ユベントス戦と特に異なるのは4バックであること(とはいえユベントス戦でも3+1バックである時間帯もあった)、ネイマール、イニエスタが出場していないこと、また左SBがアルバに戻ったことである。
4バックか3バックか
基本を4バックにするか3バックにするか。これは今のバルサにおける最大の問題だと思う。
4バックにするメリットは後ろでブスケッツを含んだボール保持が可能になることだ。これができるようになればMSNの両端が中盤の深い位置まで下がらざるを得ず、スアレスが孤立することもなくなる。しかしこれをする上での問題もある。今のバルサにはプジョルが居ないのだ。単純に言えば人員不足である。マスケラーノでもユベントスの前線を防ぎ切ることは難しい。
3バックにするとどうなるか。ブスケッツが居る分、1st legよりはマシにはなろうが、パスが回りにくい。後ろが2人、前が1人の安定したトライアングルを作れないのだ。守備は4バックに比較すると少しは安定するがユベントス相手には3も4もあまり変わらないだろう。
しかしユベントスは恐らく前線からプレスを仕掛けてくる。それもブスケッツを完璧に抑えた上でである。3バックではその時にボールを回しにくくなる。
よって僕は4バックを推奨する。ユムティティには頑張って貰うしかない。
ユベントスは守備を固めつつ中盤と最終ラインの間でボールを奪い、1点を取ってしまうのが最終目標となろう。アウェーゴールを1つ取ってしまえばバルサは勝ち抜けに5点必要になる。MSNと言えどユベントスから5点は奪えない。1点を取ればユベントスは野となれ山となれである。
対してバルセロナは大前提として失点ができない。その上で最低3点取らねばならない。攻守共に完璧な試合運びが求められる。
楽観的なバルサファンには会場がカンプノウだということとPSG戦の大逆転劇を根拠に1点とられようが勝てると申す方もいらっしゃるかもしれない。
断言しよう。失点をした瞬間にバルサの敗北は確定する。アッレグリはエメリではない。常に牙を剥いている。奇跡は二度は起きない。
起きたならそれは奇跡でなく、カンプノウの「必然」ということになろう。
勝つのは、、
最後に。筆者はユベンティーノである。しかし折角の好カードであるので互角の戦いを見てみたい。ユベントスの圧勝とならぬよう、バルサに頑張って欲しい。
だがしかし。最後に勝つのはビアンコネリである。